「プリウス」の人気の人気の要因は40.8㎞/Lの低燃費であることは間違いありませんが、その「プリウス」より低燃費な車種があるのを忘れていませんか?それは究極のエコカー、EVの日産「リーフ」です。
何しろ低燃費どころか一滴のガソリンも使わないのですから。
しかし、ガソリン代はかからなくても、維持費はかかるはずです。そして、気になる下取り価格はどうなのでしょうか。
目次
リーフとプリウスの評判は?
プリウスの評判はどうなの?
現在、日本国内で最も売れている乗用車である「プリウス」。
その低燃費性能の評判が良いのは当然ですが、好き嫌いも多いようです。先代までのモデルが先進的と言いつつも、いかにもファミリーカーというイメージのボディカラーもホワイト以外は似合わない、大人しく万人受けするデザインでした。
それが新型では攻めに攻めた、まるでコンセプトカーの様な奇抜なデザインになりました。大ヒットした先代、先々代の「プリウス」であってこそ受け入れられていますが、全くの新規モデルであったなら、特殊な車種としてファミリーユーザーは近寄ることもなかったでしょう。それが今ではホワイト系が珍しいほどにカラフルなボディカラーの「プリウス」が走り回り、その奇抜なデザインでさえ見慣れてきてしまいました。
リーフの評判はどうなの?
日産が大々的に「リーフ」をでデビューさせた時には、まだインフラ整備も追いついておらず、EVは際物扱でしかありませんでした。それが近年になって、政府の補助金や優遇税制、充電スポットの整備も急速に進み、「リーフ」の航続距離が伸びたことも相まって販売台数も上昇。
その結果は、販売ランキングのベスト30に顔を出すことにも現れており、街中で見かけても違和感が感じられないほど、EVが日常的になったのです。
その評価と言えば、もちろん維持費の安さです。なにしろガソリンスタンドに行かなくていいのですから。反面、増えたとはいえ常に充電スポットと電気の残量を気にしなくてはいけない事でしょう。そして、自宅で充電できる条件が必要であることが購入者を制限していることも忘れてはなりません。
EV維持費は?
ハイブリッド車の低燃費性能による燃料費の安さは良く知られていますが、EVの維持費についてはまだピンとこない方も多いと思いますので、少しご紹介しましょう。
40.8㎞/Lの「プリウス」で、1000㎞/月でガソリン代3千円/月、年間36,000円とすると、「リーフ」の場合は、電費30/Kwhの「リーフ」の方が自宅で充電したら、693円/月額(東京電力)、年間8,312円という電気料金になります。その差は四分の一なのです。
外出時の急速充電は無料の場合も多いようです。定期点検料は毎月の維持費で賄われ基本的に無料。エンジンがないのでオイル代も不要というのも大きな維持費の差になり、EVの特徴である減速時のエンジンブレーキのおかげでブレ-キパッドの減り方も少ないという利点もあるようで、電気代とガソリン代の差以外にもランニングコストに大きな差があることがわかります。
また、1000ccクラスの自動車税となる「リーフ」はさらに税制面でも優遇されていると言えます。
リーフとプリウスの下取り価格は?
リーフG | 年式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|
2015年 | 340.7万円 | 108.0万円 | |
2013年 | 393.7万円 | 72.0万円 | |
2010年 | 386.7万円 | 47.0万円 |
プリウスG | 年式 | 新車価格 | 下取り参考相場 |
---|---|---|---|
2015年 | 240.0万円 | 133.0万円 | |
2013年 | 240.0万円 | 118.0万円 | |
2010年 | 233.3万円 | 72.0万円 |
上記の価格は参考価格ですが、両車のおおよその下取り相場の差は良く出ています。下取り価格自体も「プリウス」よりかなり高いのですが、「リーフ」の新車価格が100万円以上も高いことを考えると、その差は比較することさえはばかれるほどになっています。
評価が高まるハイブリッド車に対して、中古車ユーザーのEVの評価はまだ低く、高値で下取りすることは出来ないのです。また、「プリウス」に比べて車格が明らかに低い「リーフ」を、「プリウス」より高いプライスを付けて売ることは出来ず、結果として「プリウス」を越える下取り価格は付かないようです。
中古車としては、エンジンがないために消耗部品も少ないために、コンディションの個体差も少なく、優れた商品のはずですが、EVの信頼度がハイブリッド並みに、そして超えるのはまだ先のことになりそうです。
下取り相場は知っておかないと損をする?
「リーフ」も「プリウス」も高額であるのに、値引きが非常に困難な車種です。そうなると購入者にとっては下取り車が唯一の頼りとなりますが、新車ディーラーで査定してもらった時、大抵の場合は思ったよりも低く提示されてガッカリするものです。それでもほとんどの方はそのまま下取りに入れてしまうのが現状です。
しかし、その査定金額が相場よりも低い価格だったとしたら、ディーラー以外ならもっと高い金額で引き取ってくれるとしたらどうでしょうか?
「査定金額はどこでも同じじゃないの?」
と思っている方が多いのですが、実はそうではないのです。もちろん、基準となる価格は同じなのですが、そこにはディーラーや買取り業者の思惑やシステムの違いが存在し、実際に大きな価格の差になって表れるのです。
では、どうしたらディーラーの下取り金額を高いか安いかを知ることが出来るのでしょうか?
どうすれば下取り相場を知ることが出来るのか?
それは買取り専門店で、事前に買取り査定をすることで分かります。業者によって金額が異なることが多いので、複数の業者に当たるのがいいのですが、それも大変な労力と時間がかかってしまいます。
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