新型アルファードの売れ行き エスティマやステップワゴンと比較

Toyota Alphardの売り上げは?

アルファードエスティマ

2015年1月26日に30系にフルモデルチェンジされたアルファード(ヴェルファイア)。月間販売目標が3,000台になり、目標達成に注目が集まります。ハイブリッドモデルの売れ行きや、他の競合車との比較で販売実績が保たれているのか。他車比較やトヨタの営業成績についてまとめました。

新車を買うか迷っている人なら新古車で買う方法でいいクルマ探しをおすすめします。

売れ行き・売り上げ比較

売れ行きと人気株

ミニバン販売台数比較
年月日アルファードステップワゴンエスティマ
2016年9月3881
(23)
6014
(10)
3019
(26)
2016年8月2814
(22)
3159
(19)
2586
(24)
2016年7月3038
(23)
4370
(14)
3078
(22)
2016年6月3146
(23)
4558
(12)
1879
(30)
2016年5月2162
(25)
3478
(15)
圏外
(31以下)
2016年4月2392
(25)
3214
(16)
圏外
(31以下)
2016年3月4024
(25)
7173
(13)
圏外
(31以下)
2016年2月2691
(29)
5684
(12)
圏外
(31以下)
2016年1月3040
(23)
4592
(12)
圏外
(31以下)
2015年12月2760
(22)
3831
(11)
圏外
(31以下)
2015年11月3374
(23)
4073
(15)
圏外
(31以下)
2015年10月3712
(20)
5046
(12)
圏外
(31以下)
2015年9月4521
(20)
5732
(15)
圏外
(31以下)
2015年8月3407
(18)
4145
(13)
圏外
(31以下)
2015年7月5026
(17)
6677
(10)
圏外
(31以下)
2015年6月4741
(17)
7572
(7)
圏外
(31以下)
2015年5月3344
(16)
5087
(8)
圏外
(31以下)
2015年4月3866
(13)
4033
(12)
1259
(30)
2015年3月5822
(20)
圏外
(31以下)
圏外
(31以下)
2015年2月2985
(25)
2646
(28)
圏外
(31以下)
2015年1月圏外
(31以下)
2748
(22)
圏外
(31以下)


※販売台数は「一般社団法人 日本自動車販売協会連合会」の新車乗用車販売台数月別ランキングを元に作成
※カッコ内は月別販売台数ランキング順位
※軽自動車および海外ブランドを除く
※同一車名を合算しているため、新型以外のモデルも含んだ合計値となる

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販売台数ランキング

※同様の販売台数よりデータ抽出
※0台はランキング31以下のため計測不能
※ランキング1位はアクアなど他車

 

2015年2月からアルファード・ヴェルファイアの売り上げが急増していることが分かります。前月は買い控えのためか、販売数が激減しています。近年ではヴェルファイアが常に上を行き、ライバルのミニバンやコンパクトカーと比べると水をあけられる形となっています。エスティマやステップワゴンとはモデルチェンジの動向などでシーソーゲームを繰り返している所が特徴的。年間販売台数では息の長い売れ筋車であるアルヴェルがランキング中位の常連となります。

TOYOTAは、アルファードならびにヴェルファイアに上質感を高め、それぞれの個性を際立たせた特別仕様車を設定し、アルファードは全国のトヨペット店、ヴェルファイアは全国のネッツ店を通じて、7月4日に発売した。
トヨタ公式 特別仕様車を発売

 

 

ヴェルファイアと売れ行き比較

niko1自販連の販売台数データからは、「総じてアルファードよりもヴェルファイアのほうが売り上げが多い」ことが分かります。若者向けとして大胆な改革を行なったベルファイアが売り上げ好調なのは理解に難しくありません。アルファード&ヴェルファイア比較

デザインやイメージなどでTOYOTAのブランドイメージが薄れている所も販売実績として結果に出ていると思われます。新型にフルモデルチェンジして、両車のフロントマスクなどデザインは似通ったものになりました。しかしながら、その変更が二つの兄弟車の売行き具合には出ていないようにも感じられます。

自販連の過去の20系以前の販売台数でもヴェルファイアが多いことが分かります。ただ、販売数の差が縮まりつつあることは変化として受け取ってよいこと考えられもします。ハイブリッド車の人気が衰えず、ミニバンが売れ筋であることもランキングから分かるでしょう。

新型アルファード購入検討中なら新古車新車価格を比較してみるとよく分かると思います。

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トヨタ自動車の決算報告

2015年3月期(平成27年3月期)、トヨタ自動車株式会社から5月8日に出された決算報告の抜粋です。

米国による個人消費の増加により、世界経済は回復基調が続いている。欧州でも消費の持ち直しが見られ、新興国では下振れリスクを抱えている。日本経済は消費の弱さが見られるものの、景気は緩やかに回復しつつある。

自動車の販売では、米国は堅調である一方で新興国や日本での落ち込みが見られた。これは消費税増税の影響と思われる。世界全体でのトヨタ自動車の連結販売台数は前年度に比べて14万4千台(1.6%)減少した。日本での販売台数は215万4千台で前年度に比べて21万1千台(9.0%)減少した。北米や欧州では販売が拡大し、681万8千台となり6万7千台(1.0%)増加した。

◆自動車事業
売上高 25兆621億円 前年比+1兆2,807億円 (5.4%)
営業利益 2兆3,253億円 前年比+3,865億円 (19.9%)

◆金融事業
売上高 1兆6,611億 前年比+2,401億円
営業利益 3,618億円 前年比+669億円 (22.7%)

◆その他の事業
売上高 1兆2,557億 前年比+1,045億円 (9.1%)
営業利益 656億円 前年比+13億円 (2.1%)

◆日本
売上高 14兆4,038億円 前年比+1,063億円 (0.7%)
営業利益 1兆5,714億円 前年比+613億円 (4.1%)

◆北米
売上高 9兆6,775億円 前年比+1兆5,604億円 (19.2%)
営業利益 5,845億円 前年比+2,584億円 (79.3%)

◆欧州
売上高 2兆8,482億円 前年比+1,233億円 (4.5%)
営業利益 811億円 前年比+228億円 (39.3%)

◆アジア
売上高 4兆9,812億円 前年比+1,035億円 (2.1%)
営業利益 4,217億円 前年比+260億円 (6.6%)

◆中南米、オセアニア、アフリカ、中近東
売上高 2兆4,492億円 前年比+1,125億円
営業利益 1,115億円 前年比+689億円 (162.0%)

参考:トヨタ自動車決算報告

 

まとめ

トヨタ自動車全体の営業成績は為替変動の影響により全体的に黒字傾向となりました。FXで為替相場についての関心が高まり、企業の為替差益についても理解できるかと思います。金利スワップや為替差益での利益による増収が大きく、販売実績としての売り上げ向上が見込まれたのかは不明となっています。

新型アルファードの販売は日本自動車販売協会連合会のデータにもあるとおり、発売から販売数が増加していることが分かります。フルモデルチェンジ前には30位以下のランキングになっていたものが、新型アルファードの発売後にはランキング中位につけていることが分かります。

30系フルモデルチェンジして中古車市場も活気付いたようです。新車購入が激増したかは、販売台数を見る限りは不透明な状態となっています。中古車で旧型アルファード(10系・20系)を購入するユーザーも多いことでしょう。エグゼクティブラウンジなどのハイブリッドグレードを選択するリッチな人はそう多くはないようです。

消費税増税は2017年にも控えています。増税前の駆け込み需要が期待できるものの、新型アルファードの売行きや売り上げ台数は好成績と呼べるのか、今後の展開に注目が集まります。

アルファードとヴェルファイア販売台数比較

2015年にフルモデルチェンジされたアルファードの変化

トヨタのVIPカーの人気

フルモデルチェンジ感想

2015年というのは自動車業界にとって厳しい年になることも予想されました。消費税増税と、2017年の更なる増税・・・。アルファードが三代目にフルモデルチェンジしても、ユーザーにとっては高嶺の花で終わる可能性も出てきます。ヴェルファイアも300から500万円!

何せ、価格相場が300万から700万円と高級車並みの価格設定。

新型30系試乗車展示車画像プレミアムブランドのビデオ・動画を見ながら憧れの存在で終わるようなものです。ハイブリッドでの燃費性能、エコカー減税での実質値引きも車両本体価格の高さから見送りになる人も出てくるでしょう。それでも新車を見ずにはいられないもの。2015年のアルファードの進化を追ってみましょう。

新型の変更点

2014-2015新車評価

何よりも新車価格で700万円を超えるエグゼクティブラウンジが追加されたことがトピック。あのtoyotaクラウンより値段が高く、7人乗り(8人乗り)でも快適性が損なわれない!

フルモデルチェンジされてのアルヴェルはスペック表には出てこない性能向上が見られました。2014年には買い控えで二代目(20系)アルファードの売れ行きが落ちるほど。2015年には予想通り販売台数ランキングに返り咲いたことを見ても人気は衰えていないことが分かります。

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助手席スーパーロングスライドシート

シートアレンジとスライドシートが新型のメリットの一つ。セカンドシートやサードシートを後ろにずらして、助手席で大きくリクライニングすると昼寝ができるほどのくつろぎシートに変化。スライド幅は最大で1160mm。スライドレバーを操作するだけのシンプルさでスライド量を設定できます。

シートアレンジはグレードごとに異なり、最上級のエグゼクティブラウンジではエクストラロングラゲージモードも含めて自由自在に変更できます。後席でリラックスモードに設定もでき、サードシートを狭くしてキャプテンシートを大幅に広く取ることもできます。

 

セカンドシート

セカンドシート車内画像画像はキャプテンシートなしの8人乗り仕様。アルファードは7人乗り、8人乗りで二列目が大きく変わります。リラックスキャプテンシートは新型アルファードの最も特徴的な部分でしょう。最大830mmのスライドとオットマン装着によるリラックス空間を作れます。同系のミニバンの中でも二列目を特にVIP席と考えて居住性を上げているのはCMからでも分かるでしょう。シートアレンジと一体化しながら、シートそのもののホールド性は素晴らしい!

枝分かれしたハイエースの足元の狭さとは既に別次元の領域。オットマンがあることもさながら、足元の空間が広いことはすでに立証済み。大柄な体格の人でも満足できるおもてなしラグジュアリー空間が出来上がっています。バンタイプのイメージを30系は全く別に変革してきました。

新型の内装を画像動画で確認

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レーダークルーズコントロール

メーターインパネ新型車画像トヨタ他車にも装備されている、ミリ波レーダーと速度制御技術のこと。表示はメーターパネルの中央に表示。ボタンとレバーで操作を切り替えます。システムのオン・オフもドライバー制御できるため、動作に不安を感じたらオフにもできます。

エグゼクティブラウンジの専用装備でz”GエディションやSA、SRではオプション選択できません。2015年の新型の最大の特徴かもしれませんね。新車の安全技術は近未来のクルマのようで心が躍りだしませんか?

自動速度制御システムは速度域が制限される安全装備なので、100km/h以上や30km/h以下ではドライバーが自分でアクセル・ブレーキ操作をする必要がでてきます。速度を一定に保てるのは高速道路や長い直線道路では便利。知らずに速度超過していたり、車間距離が急に詰まった時などはシステムが作動して減速をしてくれます。

速度設定を自分で決められるため、制限速度の80km/hなどを設定しておくとその範囲内で加速・減速をコントロールしてくれます。急ブレーキがかかるかまでは誰も実証していないところで、トヨタ自身も事故をゼロにするとは明言していません。

YOUTUBE動画:トヨタ安全装備

まとめ

実物の新型アルファードを試乗してみたいなら、ディーラーで営業マンと同乗するか新車をローンしてでも買うかしかないでしょう。画像や動画、口コミブログなどでも評価が高いシートですが、実際の使い勝手として不満を感じるユーザーも出てくるでしょう。さすがに体重100kg以上の人が満足できるほどなのかは試乗しなければ分かりません。

新古車や中古車がネットでも探せるので、これからの車探しとして選ぶ楽しさが増えそうですね。フルモデルチェンジすると、中古車の値段も下がる傾向があります。2015年に発売されて、既に中古車が多数販売されてきました。安く値引きするならチャンスかもしれませんよ!

比較するとアルファードとエルグランドの違いがハッキリ!

新型の性能変化

比較違い性能

新型フルモデルチェンジされると童心に返ったようにワクワクしませんか?新車性能がどれだけ変わったか、ライバル車との違いは?新型アルファードではヴェルファイアオデッセイなどミニバンの争いも熾烈!その中でもエルグランドは高級志向という点でキャラクターが似ています。

エルグランドにはハイブリッドがないため、グレード最安値300万円のガソリン車「アルファードX」「エルグランド250X」の違いをチェック!

スペックデータ比較

アルファード・エルグランドスペック表
項目アルファードエルグランド
グレードX250XG
本体価格
(税抜き)
3,197,782円2,975,000円
駆動方式2WD(FF)2WD(FF)
全長
・全幅・全高
4915mm
・1850mm・1880mm
4915mm
・1850mm・1805mm
ホイールベース3000mm3000mm
最小回転半径5.6m5.4m
標準タイヤ215/65R16 98H215/65R16 98S
最高出力182ps/6000rpm170ps
5600rpm
最高トルク24kgf・m
4100rpm
25kgf・m
3900rpm
総排気量2,493l2.488l
燃費
JC08
11.6km/l10.8km/l
燃料タンク75l73l
車両重量1920kg1910kg
車両総重量2360kg2350kg

内装比較

alp-seat左の画像は8人乗りのアルファードの二列目シート。キャプテンシートでなければ、同系のミニバンと大きく違いはないでしょう。アルファードは4.2インチ、エルグランドは5インチのインパネ液晶モニターが印象的。燃費などの情報モニターとして機能して実用性は十分にあります。ホールド感の強いシートはアルファード。エルグランドはセカンドシートリラックスモードでは同等の快適空間を作り出しています。

ラゲッジルームの開口部や面積でもアルファードに軍配が上がりそう。荷物の積み下ろしでは床の高さや開口部の広さが問われますが、大きく開いて三列目でのスライドもするとアルファードは広々と使えます。床下収納スペースでもスペアタイヤが積めるほどの広さで、積載性も十分。

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乗り心地比較

アルファードエルグランド

モータージャーナリストの試乗からの評価の高い両車。どちらも高級・快適がテーマで乗り心地は高級サルーンを目指しています。エルグランドよりはアルファードが乗員のリラクゼーション志向が高い様子。セカンドシートとサードシートでオットマンが標準装備して足元にスペースが広いのはアルファード(ヴェルファイア)。エルグランドも大柄男性が三列目に乗れるほどのスペースを確保しているので五分五分でしょう。

リアサスをダブルウィッシュボーンに変えたアルファードは乗り心地で大きくライバルを突き放した印象。標準装備の16インチタイヤでは感想が同じになるはずでも、シートの性能など総合的に見ればどちらが優れているかは分かるでしょう。これは同系ミニバンのオデッセイやエスティマでも同じ。アルファードは乗り心地では頭一つ抜けています。

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燃費比較

単純にJC08モードで比べてみてもアルファードが燃費で優れていることが分かります。ハイブリッドモデルではなくガソリンエンジン車での比較でも同系ミニバンに劣っていません。加えてアイドリングストップ機能が付き、Xでは5万円のオプション装着となっています。

アイドリングストップで燃費は大きく変わります。エルグランドの場合はオーナーが大人しい人が多いので、走り方では低燃費になりやすく、実燃費は上をいくかもしれません。どちらも環境に配慮した低排出ガス車認定を受けていて、環境にも配慮したクリーンなエンジンを搭載しています。

まとめ

両車の最安値グレード比較でも高級感はバッチリ!どうしても欲しい新車購入を検討している人なら、
実燃費や使い勝手の良い自動車選びをしたくなるものです。どちらも高級ミニバンという新しいジャンルで頂点を競う車両。価格帯や装備ではアルファードが上を行きますが、エルグランドも根強い人気を誇っています。

オプションや装備の選択肢が豊富な新型30系アルファードは話題性も抜群!エグゼクティブラウンジの価格が700万円を超えることがビッグニュースですが、それ以上に性能面でも大きく進化をしてきています。内装や内部の広さでは世界のミニバンでもトップクラスの実力なのです。

評価は?新型アルファードの評判を著名人に聞く

フルモデルチェンジでの新車は

新型評価評判

2015年というのは少し前のこと。新型車発売されてにちゃんねるYAHOO!知恵袋みんカラなどで口コミが盛んですね。ヴェルファイアとどちらがいいのか?アルヴェル比較したい人は必見!

ブログでの評価は辛口意見が多く、酷評してあるものもあります。ここは含蓄のある著名人たちの意見を参考にしてみましょう!ハイブリッドも含めて30系の性能をインプレッションします。

新型ハイブリッドの評価

アルヴェル口コミ

モータージャーナリスト五味康隆
2.5Lでも高級車の走り味。2.5Lの無段変速器はシフトショックが少なく、加速感が良い。一人乗りなら不満は出ないが、大人数で旅行した時に坂道で不満を訴えるドライバーもいるかもしれない。その場合にはV6エンジンを選ぶといい。ハイブリッドモデルは直列4気筒の2.5Lよりも200kg前後重くなっている。V6に対しては10kgほど重い。重いことは不利になっているが、重い分だけ安定感が出ている。乗り心地を求めるならハイブリッド。

 

2.5 3.5リッターエンジン

モータージャーナリスト岡崎五郎
シャシー周りが一新され遮音材や吸音材などで高級セダンの感想を持った。高速道路での直進安定性も悪くない。4人乗車してもしっかりした走りをしている。2.5LエンジンはCVTを上手く使うことにより、80km/h走行時1350回転ほどになっている。5000回転ほどにエンジンが回ってきても不快なノイズが聴こえてこない。

アルファード燃費評価

niko2アルファードの実燃費については感想や評価がありません。ミニバンクラスとしては最高水準にあることは疑いもないことで、ハイブリッドの特徴をつかんだ走りができればカタログ以上の数値を出せるでしょう。

試乗では短い時間走行するため計測が難しくなります。ガソリンエンジン車でも12.4km/l、ハイブリッドでは19.0km/lの燃費性能。実燃費は走行条件次第で、オーナーの走り方・道路状況で大きく変化します。JC08モードでの測定方法は評価基準として信頼性があることは疑いの余地なしです。高速道路でクルーズするなら更に高い燃費を出せるでしょう。

エグゼクティブラウンジ

新型30系展示車
新型30系展示車
製品企画本部主幹青山保裕
特許のカタマリで、シートサイズはビジネスクラスよりも広くしてある。セカンドシートのVIPを優先してあるためシートサイズを最大限にした。本当に苦労した。

 

開発責任者吉岡憲一インタビュー
(ダブルウィッシュボーン式サスペンションについて)役員試乗会でほぼ全員が「これだ!」と口をそろえていた。

内装インテリア評価

 

RJCカーオブザイヤー選考委員吉田直志
セカンドシート・サードシートはフロントシート同様にフラットライド感を出している。セカンドシートはサスペンションのストローク感が乗り心地に出てゆったりとしている。シートの構造自体も乗り心地を重要視されている。サードシートはセカンドシートより劣るが、座面が長いため不満が出るほどではない。V6の3.5リッターになるとゆったりとしてラグジュアリーな雰囲気が出てくる。サスペンションのしなやかさがあるので、18インチタイヤ装着しても突き上げは少なくなっている。

インテリアの質感は非常に高い。二列目がオットマンを使用しても三列目の居住性は確保される。大柄な人でもスペースに困ることはない。シートアレンジでラゲッジルームのスペースは変わる。キャビンの居住性を確保してもゴルフバッグが詰めるくらいのスペースがある。床下にも148リッターのスペースが作られ、三列目をスペースアップすると更に積載性を向上させられる。

 

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走行性能

新型純正ホイール
新型純正ホイール
モータージャーナリスト萩原秀輝
ステアリングはあそびが少なく反応よく素直に曲がってくれる。ボディ剛性の高さが正確性を生んでいる証拠だ。新型アルファードにフルモデルチェンジされてボディ補強やスポット増し溶接が行なわれた。このためフロントが曲がり始めた時にリアが踏ん張ってくれる。スポーティというほどではないが乗員に安心感を与えてくれる。

ロードノイズも少なく室内へと響かないのが特徴だ。二列目でも遮音性がありエンジン音は運転席とほぼ同等。ただ少し路面の継ぎ目で突き上げ感が出てくる。VIPでも高級サルーンの雰囲気が得られるクルマだ。

新型お買い得中古で買う方法

raugh-sumahoスマートフォンから中古車探すと新型から先代20系までどれでも探せて便利♪ 販売店選びしなくていいし在庫を気にする必要もない。新型30系アルファードも探せるし、生産開始から1年以内でももうすでに中古はある!そして割安で高品質だから長く乗れるし、ハイブリッドで燃費と環境性能もゲット!ヴェルファイアでもエルグランドでもOKだし、下取りして新しく買うなら納車早いからすぐに乗れるかも?

高品質中古車買える
申し込み後電話で相談

[bun2]

まとめ

価格.com2chでの評判とジャーナリストの意見とどちらを信じますか?乗用車として新型アルファードは燃費や快適性、エンジン性能を向上してきました。トヨタのエンジニアが自信を持って送り出した車です。エグゼクティブラウンジの豪華装備に注目がいきがちですが、X・G・Sなどのグレードでも標準装備で十分な質感の高さが得られます。

トヨタディーラーでの値引き交渉方法でも熱が入りそうですね。新古車でアルファード買うなら値引きも更に期待できそうです。

詳細解説!新型アルファード/ヴェルファイアのすべて 感想・内容

トヨタファンなら見ておきたい

新型アルファードヴェルファイア

モーターファン別冊ニューモデル速報「新型アルファード/ヴェルファイアのすべて」はKINDLE版が500円。紙ので540円の価格になっています。30系にフルモデルチェンジして、ハイブリッドの性能や安全装備、居住性や快適性がどのように変化したのか注目が集まります。

エグゼクティブラウンジモデリスタについて評価してある本は少ないものです。

「ベタ誉めすぎの本なんじゃないの?」と疑っている人に公平な評価をしてみたいと思います!ムック本は良い本も悪い本もあるので通販購入した人の口コミも大事ですよね。本のレビューを紹介します。

本の目次

すべて感想評価

CONTENTS

◆PROLOGUE
笑顔のリムジン

◆ドライビングインプレッション
最高峰への独行

◆アウトライン
概念を超える進化

◆開発ストーリー
未踏の領域へ

◆メカニズム詳細解説
予想を上回る物量投入

◆デザインインタビュー
高級ミニバンの新価値を問う

◆ライバル車比較試乗
孤高の頂へ

◆ミニバンを上手に走らせるコツを伝授
アルファード/ヴェルファイア ドライビング指南

◆使い勝手徹底チェック
おもてなし空間として極めた完成度

◆バイヤーズガイド
至高のミニバンを所有する誇りと歓び

◆アクセサリー&ドレスアップパーツ
もっと誇らしげに、使いやすく

◆カタログ抜粋

各項 評価・感想

モーターファンの著作権にも触れるため、本の画像は掲載できません。リンク先に画像があるので、書籍の中身を調べたい人は以下よりどうぞ。

書籍目次画像

書籍内装外装画像

書籍インテリア画像

中身の立ち読みはこちら

 

笑顔のリムジン

alp-1

まず冒頭のプロローグ部分。アルファードとヴェルファイアの二台が並び、エクステリアデザインの違いがよく分かる。フロントマスクが似通ったデザインになり、両車の違いを比較するのにも向いています。

PROLOGULEということで、美しい写真画像と導入部分の興味深い文章に惹き付けられます。短い文章の中でも端的に特徴が言い表されています。

 

最高峰への独行

佐野弘宗氏によるレポートです。独特の語り口で中立的な視点からクルマのレポートをしています。「助手席スーパーロングスライドシート」や2.5リッターエンジン、エグゼクティブラウンジについてシニカルな意見が述べられています。

開発秘話や両車の存在価値、存在意義などについて批評があります。17インチタイヤと18インチタイヤの乗り心地、試乗インプレッションを行なっています。辛口批評家と思いきや、アルファード・ヴェルファイアの性能に感嘆するというレポート内容となりました。

 

概念を超える進化

alp-seat内装・外装で二つのクルマの比較をしています。グレードやエンジンの違い、エアロパーツやタイヤのインチの違いについて解説があります。スペックデータや画像による比較が分かりやすく、新車購入を控えている人には参考になるページでしょう。ハイブリッド・4WDシステムについてのレポートは小林秀雄氏によるものです。

 

未踏の領域へ

トヨタアルファード/ヴェルファイア開発責任者の吉岡憲一氏へのインタビューです。トヨタ開発陣による裏話や秘話などが画像も含めてボリュームたっぷりに見られます。レポーターは佐野弘宗氏によるもので、一癖のある文章で意見を述べてくれます。

クルマの開発には技術陣と開発部・販売部門とのせめぎ合いがあり、完成までのエピソードが分かります。クルーズコントロールやエンジン、駆動方式についての開発経緯なども語られています。

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予想を上回る物量投入

フォト画像を盛り込みながら技術的な部分に攻め込んだ項となっています。安藤氏のレポートは専門分野になり、一般人にはやや敷居が高いものの、レーダークルーズコントロール・プリクラッシュセーフティシステム・インテリジェントパーキングアシスト2についても解説があります。

大きな変更点となるリアサスペンション(ダブルウィッシュボーン)についても詳解があります。グレードによる違い、操縦性と安定性を技術的見地からアプローチしてある項目です。2.5リッター、3.0リッターエンジンの詳細なレポートがあり、制御技術について理解が深まるでしょう。

 

高級ミニバンの新価値を問う

alp-handトヨタ車体・デザイン部へのインタビューが主体となるページです。販売・営業としてメインとなる年齢層からエクステリアデザインが決まっていることが語られています。開発途中でのデザイン案のCG映像が閲覧できるなど、ムック本としての価値を感じられる項目でしょう。

インテリアからカラーバリエーションの決定要素、CADやスケッチなどを用いてデザインが決定していることがうかがえます。現在のアルファード・ヴェルファイアよりも更に先進的で未来的な開発画像が印象に残ります。

 

孤高の頂へ

日産エルグランド・ホンダオデッセイとの比較記事です。スペックデータの比較、写真による内装・外装比較など新車購入を検討している人には大変参考になる項目でしょう。

森野恭行氏による解説は、単にデータや画像を比べるだけでなく車の批評としても役に立つことでしょう。初心者にも画像チェックで理解が進みやすいページとなります。ミニバンという日本独自の車種の開発競争もうかがい知れます。

 

アルファード/ヴェルファイア ドライビング指南

alp-meterレーシングドライバーの砂子塾長氏によるレポート。スポーツドライブの未経験者にはあまりなじみのない項ですが、一般道を走る上でのドライビングのコツが分かります。

大型で重量もあるミニバンを上手く走らせるためのノウハウがあります。走り屋テクニックではなく、安全運転・快適性のためのドライビングテクニックを指南してくれます。

 

おもてなし空間として極めた完成度

使い勝手チェックとして新車購入予定のある人向けの記事があります。神村聖・平野陽・宮門秀行氏によるフォトで実際のクルマの使い方が分かります。

ナビシステムやインパネ周りの詳細レポート、二列目シート・三列目シート・ラゲッジルームの利用方法が写真でよく分かります。高級サルーンとしての居住性や乗降性が確認できるでしょう。試乗車に乗らなければ分からない部分を調べるのに向きます。

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至高のミニバンを所有する誇りと歓び

バイヤーズガイドとして、グレードと価格の比較がデータで一覧表示されています。エコカー減税・燃費・走行距離で維持費が変わります。グレードとオプションについての解説は新車選びの最後の一押しになるでしょう。

エルグランド・オデッセイ・クラウンとのライバル比較もあり、アルファード・ヴェルファイアとの違いを明確にしています。トヨタ公式サイトでは確認しづらい装備についても一覧表で解説がなされています。SやX、パッケージのオプションの違いがよく分かるページ。ガソリン車とハイブリッド車の価格比較やオプション比較するにも便利。

 

もっと誇らしげに、使いやすく

アクセサリー・ドレスアップパーツの写真と価格が掲載されています。トヨタ直系のTRDモデリスタのエアロパーツとパーツ代が一覧表示されています。

新車購入時にオプションとして選択できるインテリアにも解説があります。フロアマットやコンソール類、カーテンにラゲージ用品など実用的な装備がショッピングの楽しみを教えてくれるでしょう。

新型車は別次元の性能!
乗り換えするなら買取だ!
高く売るなら一括が必須!

 

カタログ抜粋

トヨタのトヨペット店、ネッツ店で手に入るカタログからデータやフォトを抜き出して掲載してあります。ディーラーで入手可能なものですが、グレードや装備スペックを比べるのに役立つでしょう。ちなみにカーリースで新車を手に入れる方法もあります。

まとめ

全体として美しいフォト画像と詳細な解説が印象に残ります。スペックや装備、性能について専門的観点からのレポートがあり見識を深めるのに役に立つでしょう。クルマの知識がない人でもフォトアルバムとして十分に楽しめる内容ではないでしょうか?

ただ、車両についてのマイナス点は触れていません。新型にフルモデルチェンジされて性能の進化が取り上げられていますが、中立的な視点に立った雑誌とは言い切れないでしょう。オプションや装備についてのレポートは時間不足のためか紙面が足りなくなった印象もあります。アルヴェル比較が少し物足りなかった・・・。

それでも新古車新車をどこで買うかを検討している人には一読する価値はあります。価格以上にボリュームはあり、ほとんどのページがカラーでフォトアルバムとしても長く読み続けられる本と言えます。

「~すべて」シリーズは評判感想でも好評で、ガイドブックとしては必要十分。ただ新型30系ハイブリッドモデルについては理解が進まなかった部分が惜しまれます。

トヨタアルファードのリコール タカタエアバッグほか

TOYOTA自動車のアルファードリコール情報

トヨタアルファードリコール

タカタエアバッグなどでトヨタアルファード(ヴェルファイア含む)はリコールの届出が出されました。国土交通省にリコール届出のある対象車両は、トヨタディーラーで修理・交換を受けることが出来ます。新型アルファードでのリコール届出も提出されました。まだ修理や部品交換を受けていない車両はディーラーに問い合わせ、修理交換することをおすすめします。ハイブリッド車は独特のメンテナンスも必要で、バッテリーやモーターなどにも不具合が出る可能性もあります。

リコール対象車はどうするか

リコール届出必要性

まずは自分の自動車がリコール届出が出されていないかをチェックしましょう。中古車を購入した時などは、トヨタの公式ホームページやトヨタディーラーに質問してみれば回答が見つかるはずです。そもそも新車をトヨタのディーラーで購入したなら、ハガキなどで通知が来るようになっています。何もないようなら問い合わせてみるしかないでしょう。

届出が出されているなら、ディーラーに持ち込めば無償で修理・交換ができるはずです。そのままにして使用していると、車検にも通らなくなり安全性にも不安が残ります。

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2009年~2011年 トヨタ自動車

アメリカや日本で起きた大規模なトヨタ車のリコール問題。アメリカでは法廷闘争が起きるものの、ほとんどが運転者の過失によるものとして片付けられました。アメリカ司法省とトヨタ自動車の和解により騒動は鎮静化しました(和解金12億ドル)。

北米市場での打撃が心配されましたが、販売実績には影響が少なかった模様。ただアメリカでの賠償金の大きさと、巨額の和解金で解決するトヨタが象徴的な事件でした。

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2014年 タカタ製エアバッグ

平成26年(2014年)年12月4日、トヨタ自動車株式会社より国土交通省にリコールの届出がありました。タカタ製エアバッグのリコール問題は2015年現在でも沈静化していません。対象にならない車種も含まれているため、車台番号を確認し、自動車メーカーに問い合わせてください。

◆対象車
アルファードG
アルファードV
アルファードハイブリッド 

TA-MNH10W
TA-MNH15W
UA-ANH10W
CBA-ANH10W
DBA-ANH10W
UA-ANH15W
CBA-ANH15W
DBA-ANH15W
ZA-ATH10W
CAA-ATH10W
DAA-ATH10W

参考:国土交通省リコール届出

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日本自動車連盟(JAF)

 

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2003年 10系アルファード

◆リコール届出番号 925
◆リコール開始日 2月28日

◆不具合内容
かじ取り装置の不具合。

◆改善内容
該当車両の油圧ポンプと駆動用ベルトを新品と交換。

◆対象車両
TA-MNH10W(アルファードG)
MNH10-0015614~MNH10-0022148

TA-MNH15W(アルファードV)
MNH15-0008896~MNH15-0012295

参考:トヨタ2003年リコール情報

2011年 10系アルファード

◆リコール届出番号 2849
◆リコール開始日 11月10日

◆不具合内容
エンジンのクランクシャフトプーリの不具合。

◆改善内容
クランクシャフトプーリの交換。

◆対象車両
TA-MNH10W・TA-MNH10W改・TA-MNH15W
アルファードG・アルファードV
MNH10-0053307~MNH10-0072473
MNH15-0027556~MNH15-0035658

参考:トヨタ2011年リコール情報

2015年 30系アルファード

◆リコール届出番号 3577
◆リコール開始日 5月28日

◆不具合内容
アンチロックブレーキシステム(ABS)の動作不良。

◆改善内容
該当するABSの交換。

◆対象車両
DBA-AGH30W・DBA-AGH35W・DBA-GGH30W・DBA-GGH35W
アルファード・ヴェルファイア
AGH30-0001029~ AGH30-0001726
AGH35-0001010~ AGH35-0001271
GGH30-0001008~ GGH30-0001118
GGH35-0001007~ GGH35-0001020

参考:トヨタ2015年リコール情報

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まとめ

Takata製エアバッグ問題は2015年5月現在も続いています。対象車両は早急にディーラーで修理・交換を受けてください。新型アルファードでもABSの動作不良が報告されました。新車購入した人は最寄のカーディーラーに問い合わせを行なってください。

中古車でアルファードを買ったならその車が補修を受けているのかを確認する必要があります。これから新車を買う時なら対応済みのはずですが、アルファードは2015年にフルモデルチェンジしたばかり。新たな不具合が見つかる可能性もあるため、情報はチェックしておきたいものです。

修復しても過走行で売値が付かないような車なら事故車専門買取業者に見積もりして少しでも高く売るのをおすすめします。