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メンテナンスやパーツ交換するときには対応車種を間違えないことが重要です。自動車用のカー用品やパーツ類は規格が違い、年式や型式で対応車種がそれぞれ違います。トヨタハリアーならフルモデルチェンジを繰り返して代替わりしてきました。
今の新型ハリアー用のパーツを購入するなら製品選びが大切!ブランドや評判で選択するのもいいものですが、ハリアーはハリアーでもハイブリッドとガソリンエンジン車では装着できるパーツが別になることもあります。エアロやダウンサスではなくてもカーナビやETCパーツ購入時に型式が必要になることもあります。
型式(カタシキ)とは 一覧
正式な型式は車検証や取り扱い説明書に記載されています。カー用品店やネットショップでは省略して10系や30系と呼ぶことも多いため、正式名称と通称を覚えておくと間違いがありません。
・ACU
排気量が2.4リッター。初代のみ。
・MCU
排気量が3.0リッター。初代のみ。
・SXU
排気量が2.2リッター。初代のみ。
・GSU
排気量が3.5リッター。二代目ガソリン車のみ。
・ZSU
排気量が2.0リッター。三代目新型のみ。
・MHU
3.3lハイブリッド。二代目のみ。
・AVU
2.5lハイブリッド。三代目新型のみ。
1997~2002⇒10W(15Wなど)
2003~2013⇒30W(35W・38Wなど)
2013~⇒60(65Wなど)
初代 10系
1997年、SUVというジャンルが開拓される前にハリアーは誕生しました。当初はハイブリッドは追加されておらずガソリン車のみ。デザインも今とは違ってワゴン車と似たような印象を受けます。クロスオーバーSUVの人気の火付け役として評価の高い車種で、年式もまだ古くはないので乗り続けているオーナーもいます。今では10年落ちの車も多くなり、中古車価格も大幅に下がってきました。
二代目 30系
SUV車の人気を受けて、トヨタ自動車はハリアーをフルモデルチェンジしてきました。ハイブリッドが追加されたのが2005年。環境保護が叫ばれる中でトヨタのハイブリッド技術が注目を集めていた頃の話でした。エコカーや環境への配慮は自動車メーカーの義務とされて、出力やトルクの向上よりも燃費や排ガスに対して力を注がれるようになったのです。国産車では希少なエアサス装着のAIRSや、特殊素材シートのアルカンターラなどで人気車の地位を確立していました。二代目ハリアーは2013年頃まで生産されていたため、まだ現役で乗り続けているユーザーも多く買い替えが済んで新車に移行したわけではありません。
3代目 60系
快適性や居住性への関心度の高まりから、ハリアーも新型になって居住性の向上が目立ちます。重量増や据え置きになった最高出力よりも、実用性の増した使いやすい乗用車として高い評価を受けたクルマです。デザインでも大きな進化を遂げ、ワゴンタイプの乗用車とは違ってトヨタのイメージを一新するほどのインパクト。流行を受けてラグジュアリーで乗車定員が多くとも快適に乗れて積載性も高い、オールラウンドなクルマに進化してきました。プレミアムアドバンスドパッケージの評判よりはスポーツモデルのG’sもあるエレガンスに注目が集まっている感想を持ちます。
まとめ
同じ30系でも前期と後期の違いを指摘する人もいます。ライトなどの電装系部品では前期後期とで対応車種が違うこともあるのです。タイヤサイズ(ホイール)では純正以外でも装着できますし、多少の問題が起きても実用上ではこれでもOKなのです。もちろん安全性重視ならメーカー指定のパーツを選びましょう。
改造やドレスアップを楽しむなら、少しのトラブルが起きても大丈夫!元々自動車では安全性を最優先しても故障したりトラブルに遭遇するものなのです。ただ対応車種は慎重に選ぶことをおすすめします。中古車探しでお買い得車両見つけるにしても、型式でどのグレードなのか判断することもあるので覚えておきましょう!