ハリアー燃費悪い?ハイブリッドの実燃費

新型になってトヨタ車の燃費向上は

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2013年12月、ハリアーは新型にフルモデルチェンジしました。ハイブリッドモデルに乗っていても、「4WDだから実燃費が悪くなるんじゃないか」と心配する人も多いことでしょう。

中古車買うなら旧型のガソリンエンジン車でもいいのか。維持費やコスパを考えたら低価格なガソリンエンジン車がいいのかすごく気になりますね。カーシェアリングカーリースは維持費が苦しい人の強い味方です。まずは新型ハリアーの燃費を見てみましょう。

カタログ燃費

燃費悪いガソリン代

燃費と燃料タンク
車種名燃費(燃料タンク容量)
初代
(SXU1/ACU1/MCU1)
8.8~10.6km/l(65,75l)
二代目
(GSU3/ACU3/MCU3)
8.8~11.0km/l(72l)
三代目
(ZSU6/AVU65)
14.8~16.0km/l(60l)
初代(MHU38W)
ハイブリッド
17.8km/l(65l)
二代目(AVU65W)
ハイブリッド
21.8km/l(56l)

 

実燃費とカタログ燃費の違い

トヨタ自動車の公式サイトには「10・15モード」「JC08モード」という測定方法で数値を算出しています。本当に1リッターで21km走れるのか疑問に思うこともありますね。

よく言われることは、市街地走行では燃費が悪くなるということ。高速道路や国道などの長い直線道路を巡航すると燃費向上が期待できて、カタログスペックよりも良い数値を出せることもあります。

反対に街乗りをしていてストップアンドゴーを繰り返すと燃費は悪化していきます。ただ、10・15モードなどの測定方法は市街地走行を前提とした計測をしているため、実際の街乗りに近い条件で計測をしていることになります。

それでも体験者の話では実燃費は低くなると言います。アイドリングストップをして、アクセルの無駄吹かしをしている人は特に燃料消費が多くなることでしょう。

 

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ハイブリッドと実燃費

モーターとトヨタの制御技術で、後輪を駆動するのがハイブリッドのシステムのようです。これも通常の4WDのようなスタート力があるものではないらしく、巡航速度でのガソリン代節約になるシステムになっています。

ガソリン代がどれだけ節約できるかが問題ですが、カタログ数値どおりの燃費を出したいなら他にも気をつけることがありそうです。

「ガス代が大幅に節約できたよ!」という評判があまり聞かれてきません。「変化がない」「かえって悪くなった」などの悪い評価もでてきてしまっています。

21.8km/lを出せる人は少ないかもしれません。JC08での測定ではプロのドライバーが無駄なく走行するでしょうし、実際の市街地走行では渋滞や道路事情で悪化することもあります。

 

4WDは燃費が悪い?

ハリアー維持費燃費新車画像ハリアーの4WDはノーマルの2.4リッターや3.0リッターにもあります。ハイブリッドが4輪駆動システムを取り入れていることで、スペック上では高い数値を出しています。ハイブリッド車ではガソリンエンジンのクルマよりもカタログ数値は良くなっています。

では、4WDモデルは実際にFFよりも悪い数字になるのでしょうか?最上級グレードのプレミアムアドバンスドパッケージでは2WDと4WDの二つのモデルがあります。ハイブリッド搭載車は燃費の良さが特徴的ですが、市街地で渋滞中ののろのろ運転をするユーザーでは極端に燃費は落ちてしまいます。

カタログ上ではFFと4WDでの差は1.0km/l以下となっています。4輪駆動システムでは重量も重くなり、使用方法としても悪路走破やスタートダッシュに急加速するなどで悪化しやすい傾向があるようです。

ただこれはドライバーや使用状況によるもので、「4輪駆動だからガス代が多くかかる」ということにはならないでしょう。

 

燃費を良くする方法

トヨタの制御技術にだけ頼らずに、日常メンテナンスや運転方法などでガス代をもっと減らしましょう。ハイブリッドシステムの調子を整えたいなら、「トヨタハイブリッド専用車検」などで定期的にメンテナンスをすることが求められます。

 

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アイドリングストップ

新型ハリアーには「Toyota Stop&Start System」というすごい名前のアイドリングストップ機能が装備されました。名前通りの性能を発揮してくれるのかが気になりますが、元々停車中にエンジンを停止しておくことはメリットもデメリットもあります。

一度は耳にしたことがあるでしょうが、あまりにも短い時間だけエンジンを停止して再始動を繰り返すと逆効果になるということがあります。エアコンやAV機器も使用不能になり、今のオーディオ全盛時代ではデメリットを感じますね。

ただ、新型ハリアーはアイドリングストップ中でもToyota Stop&Start Systemでエアコンやオーディオ類も使用できます。有効に使って、使いやすさと機能性を両立したいものです。

 

エコ運転

エコタイヤや電子制御技術、ハイブリッドシステムがあっても結局は乗る人の運転方法しだいだと言います。

JC08モードでも街乗りを想定していますが、もっとドライバーが燃費運転をすることが求められます。例えばエンジン特性を理解したアクセルワークや、道路状況の先を読んだ運転方法です。

数百m先の信号が黄色になっているのに、アクセル全開で突進する人がいますが無駄になるのでやめましょう。燃費運転は車のことをどれだけ理解しているかにかかっています。

 

メンテナンス

ハイブリッドはモーター駆動します。4輪駆動車は日常の点検でも気を遣わされるともいいます。特有の故障や異常が出ないように、車検時には大幅な点検をしましょう。

オイル交換などもFFと4WDとで違いがあるでしょう。車の健康状態を保つことでも長持ちして燃費向上効果も期待できるため、エアロフィルターやオイル交換などは定期的に行なうようにしましょう。

まとめ

結局は新型にフルモデルチェンジして、燃費改善が大きくなったのかは誰にも分かりません。もちろんカタログスペックでは3km/l以上の向上が見られて、環境にも配慮したエンジンでエコ性能も上がっています。

新型ハリアーでは中古車よりもスペックも上がり、レクサスブランドとは違いが明確になりました。経済性やエコ性能を求めるならグレード選びにも気を使いたいものです。新車の値引きでがんばって交渉してみるよりも良質な新古車探しで値引きしてもいいと思います。新型ならエレガンスよりもグランドが新車価格が安くなり、オプション装着できるグレードを選ぶとプレミアムアドバンスドパッケージと遜色なくなるでしょう。

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