マツダデミオvsトヨタアクア!燃費や年間維持費の違いを比較!

「デミオ」と「アクア」、貴方ならどちらを選びますか?「デミオ」はマツダの最量販車種であるコンパクトカー、そして「アクア」は勿論トヨタを代表するコンパクトカーですが、サイズこそ類似しているものの、両車は大きな違いのある両極端な車種でもあるのです。そんな両車を燃費と維持費の面から比較してみましょう。

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アクア-デミオ燃費

デミオとアクアの違い

マツダデミオ

デミオ

「デミオ」はマツダの最新テクノロジーである[SKYACTIV」を前面採用した5ドアハッチバックのコンパクトカー。そのコンパクトカーのレベルを越えるほどの卓越した走行性能は高い評価を受けています。

そして、現行モデル最大の特徴はそのパワーユニットです。

1.3Lのガソリンエンジン車の他に、新開発だれた小型クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D1.5」を採用したことです。

他の国産メーカーがこのクラスにハイブリッド車を採用する中、あえてディーゼルを選んだのは、自前のハイブリッド技術を持たないという事情もありますが、欧州試乗では主流となっているディーゼルエンジンを、国内のユーザーにも満足させられる高い技術力があってこそです。

この1.5Lクリーンディーゼルエンジンは「CX-3」「アクセラ」と次々に採用されており、その魅力は低燃費と経済性、そして何といってもガソリン2.4L車並みの圧倒的なトルク性能です。

コンパクトカーに新しい選択肢を提示させてくれる一台です。

・マツダデミオ ディーゼルエンジンに惚れこむ先進的な思考の方 選ぶのは男性

トヨタアクア

アクア

「アクア」は言うまでも無くハイブリッドシステムによる、37.0㎞/Lの低燃費が魅力のコンパクトカーです。

室内の広さはコンパクトカーとしては平均レベルなのですが、燃費優先のデザインのため頭上空間に余裕が無く、またニッケル水素電池を車体後部に搭載する為に、リアシートのアレンジが限られたり、ラゲッジルームの床面が浅いなど、コンパクトカーとしての居住性や使い勝手に難があります。

さらび4WDの設定がないのも寂しいといった欠点が多い車なのです。

にもかかわらず、「デミオ」や「フィット」を押さえてコンパクトカーで最も売れているということは、燃費こそがコンパクトカーに求められる最重要事項だということを数字であらわした車であるといえるでしょう。

・トヨタ・アクア とにかく低燃費でコンパクトカー選びをする、日本で最も多いユーザー層の方 選ぶのは女性

デミオとアクアの燃費と年間維費の違い

燃料代:経済産業省資源エネルギー庁発表の2016年7月25日現在の価格
車種新車価格JC10モード燃費率燃料代月間燃料費年間燃料費差額
マツダデミオXD1,782,000円26.4㎞/L102円3864円46368円+680円
トヨタアクアL1,761,382円37.0㎞/L122円3297円39564円

燃費で9.6㎞/Lという圧倒的な差を付ける「アクア」の方が、当然燃料代が安いはずと思われている方は多いともいますが、実はほとんど変わらないのです。

それは常に20円ほどの差がある軽油とガソリンという燃料の違いにあります。新車価格も変わらず優遇税制も同じなので、初期費用も同じなのですから、あとはハイブリッドのモーターアシストによる走りと静粛性、ディーゼルの高トルクによる力強い走りのどちらを選ぶかという、車選びの本質が頼りとなります。

しかし、なぜこれほどまで販売成績の違いがあるのでしょうか?

それは信仰に近い国内のハイブリッド人気と、根強いディーゼルに対する嫌悪感によるものにほかなりません。

いくらマツダがその技術でガソリン車よりもクリーンなエンジンにしても、ハイブリッドほどユーザーには浸透していないのです。さらにVWにいる排ガス偽装問題でケチもついてしまったのも大きな誤算でした。

・燃費ではアクア燃料費ではデミオ

クリーンディーゼル補助金

クリーンディーゼル補助金

クリーンディーゼルにはクリーンエネルギー自動車導入促進対策費、通称「クリーンエネルギー補助金」があることを忘れてははいけません。

車種別に設定されるこの補助金は「デミオXD」を定価で購入し、請求すると18万円が支給されるのです。これはクリーンディーゼル、プラグインハイブリッド、燃料電池、そしてEVなどが対象で、「アクア」の様なハイブリッド車は含まれない為、「デミオ」を選ぶ大きな要因になるはずです。

・クリーンエネルギー補助金を加味すれば、初年度に限っては「デミオXD」の方が圧倒的に有利

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