トヨタアルファードの仕組み
オイル交換やタイヤ交換。日常のメンテナンスやカスタムでは対応車両が重要です。車のパーツや部品はなんでもいいようで、実は細かく考えてあげないと故障もありえます!「パーツが色々あるし、何を取り付けてもいいのかな?」と思っていると、後悔することもありますね。
特に注意したいのは電装部品関係です。タイヤなどは別として、自分の車の型式(カタシキ)は大切な識別情報なので暗記しておいてもいいくらいです。人気のアルファードの型式の違いを完全網羅!
型式の違い・比較
カタログや車検証に記載されている正式な型式は「ZA-ATH10W-PFXGB-G」「TA-MNH10W-PFPQK-W」などの名称になっています。ただカーショップや通販サイトなどでは省略して「ATH10W」「MNH10W」となります。整備工場や自作DIYする人は前期と後期も分けて呼ぶことがあり、改造する時には対応状況が違うこともあります。一般的には以下のように呼ばれています。
◆ANH
排気量が2.5リッター。10系と20系のみ。
◆MNH
排気量が3.0リッター。10系のみ。
◆GGH
排気量が3.5リッター。20系と30系のみ。
◆AGH
排気量が2.5リッター。新型30系専用。
◆ATH
ハイブリッドモデル専用の型式。10系と20系のみ。
◆AYH
ハイブリッドモデル専用の型式。30系のみ。
◆10W
駆動方式がFF(ハイブリッド含む)のグレードに付く。10系専用。
◆15W
駆動方式が4WDのグレードに付く。10系専用。
◆20W
駆動方式がFF(ハイブリッド含む)のグレードに付く。20系専用。
◆25W
駆動方式が4WDのグレードに付く。20系専用。
◆30W
駆動方式がFF(ハイブリッド含む)のグレードに付く。30系専用。
◆35W
駆動方式が4WDのグレードに付く。30系専用。
10系 10W・15W
アルファードGとアルファードVとでは型式は同じです。二代目(20系)からアルファードとヴェルファイアに分かれましたが、初代ではアルファードGとアルファードVがそれぞれ対応しています。前期型と後期型で一部グリルなどに違いがありますが、型式上では同じです(正式な番号では違いがあります)。
この頃からハイブリッドが搭載されています。タイヤやマフラー、エアロパーツを交換するときには以下の番号を覚えておきましょう。
- ANH10W(2.5l・2WD)
- ANH15W(2.5l・4WD)
- MNH10W(3.0l・2WD)
- MNH15W(3.0l・4WD)
- ATH10W(HV・4WD)
20系 20・25W
二代目アルファードはヴェルファイアと分かれて、販売店も別になりました。2014年まで生産されていたため、生産台数も多く中古車での在庫も豊富。年式も新しくハイブリッドも燃費がいい。性能面でも新型に劣らないため人気の車種なのです。中古車を買うなら型式の違いと年式を良く見ておきましょう。カスタマイズするにも必要な番号なのです。
- ANH20W(2.5l・2WD)
- ANH25W(2.5l・4WD)
- GGH20W(3.5l・2WD)
- GGH25W(3.5l・4WD)
- ATH20W(HV・4WD)
30系 30W・35W
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2015年にフルモデルチェンジして、アルファードは三代目になりました!評判のエグゼクティブラウンジはAYH30WとGGH30Wの二種類あります。リコールやメンテナンスにも型式は必要です。トヨタやタカタ問題など継続中なので一度トヨタディーラーに確認したほうがいいかもしれません。
- AGH30W(2.5l・2WD)
- AGH35W(2.5l・4WD)
- GGH30W(3.5l・2WD)
- GGH35W(3.5l・4WD)
- AYH30W(HV・4WD)
まとめ
新車を買うなら型式は知らなくても問題なくても、メンテナンスやパーツ交換の時には必要になります。新型アルファードでもハイブリッドとガソリンエンジン車では違いがあります。ドレスアップやエアロカスタムするなら「30系にハーフエアロつけたんだよね~」と自慢話しましょう!
中古車や新古車探しする時でも、年式や型式で判断することになります。もちろんクルマ買取で高く売る時でも「平成17年式」とは呼ばれません。二代目アルファード、新型アルファードというのはかなり大きい呼び方なので正式な型式を覚えておこう!TRDカスタムやモデリスタ仕様でもベース車のカタシキです。