新型アルファードの売れ行き エスティマやステップワゴンと比較

Toyota Alphardの売り上げは?

アルファードエスティマ

2015年1月26日に30系にフルモデルチェンジされたアルファード(ヴェルファイア)。月間販売目標が3,000台になり、目標達成に注目が集まります。ハイブリッドモデルの売れ行きや、他の競合車との比較で販売実績が保たれているのか。他車比較やトヨタの営業成績についてまとめました。

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売れ行き・売り上げ比較

売れ行きと人気株

ミニバン販売台数比較
年月日アルファードステップワゴンエスティマ
2016年9月3881
(23)
6014
(10)
3019
(26)
2016年8月2814
(22)
3159
(19)
2586
(24)
2016年7月3038
(23)
4370
(14)
3078
(22)
2016年6月3146
(23)
4558
(12)
1879
(30)
2016年5月2162
(25)
3478
(15)
圏外
(31以下)
2016年4月2392
(25)
3214
(16)
圏外
(31以下)
2016年3月4024
(25)
7173
(13)
圏外
(31以下)
2016年2月2691
(29)
5684
(12)
圏外
(31以下)
2016年1月3040
(23)
4592
(12)
圏外
(31以下)
2015年12月2760
(22)
3831
(11)
圏外
(31以下)
2015年11月3374
(23)
4073
(15)
圏外
(31以下)
2015年10月3712
(20)
5046
(12)
圏外
(31以下)
2015年9月4521
(20)
5732
(15)
圏外
(31以下)
2015年8月3407
(18)
4145
(13)
圏外
(31以下)
2015年7月5026
(17)
6677
(10)
圏外
(31以下)
2015年6月4741
(17)
7572
(7)
圏外
(31以下)
2015年5月3344
(16)
5087
(8)
圏外
(31以下)
2015年4月3866
(13)
4033
(12)
1259
(30)
2015年3月5822
(20)
圏外
(31以下)
圏外
(31以下)
2015年2月2985
(25)
2646
(28)
圏外
(31以下)
2015年1月圏外
(31以下)
2748
(22)
圏外
(31以下)


※販売台数は「一般社団法人 日本自動車販売協会連合会」の新車乗用車販売台数月別ランキングを元に作成
※カッコ内は月別販売台数ランキング順位
※軽自動車および海外ブランドを除く
※同一車名を合算しているため、新型以外のモデルも含んだ合計値となる

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販売台数ランキング

※同様の販売台数よりデータ抽出
※0台はランキング31以下のため計測不能
※ランキング1位はアクアなど他車

 

2015年2月からアルファード・ヴェルファイアの売り上げが急増していることが分かります。前月は買い控えのためか、販売数が激減しています。近年ではヴェルファイアが常に上を行き、ライバルのミニバンやコンパクトカーと比べると水をあけられる形となっています。エスティマやステップワゴンとはモデルチェンジの動向などでシーソーゲームを繰り返している所が特徴的。年間販売台数では息の長い売れ筋車であるアルヴェルがランキング中位の常連となります。

TOYOTAは、アルファードならびにヴェルファイアに上質感を高め、それぞれの個性を際立たせた特別仕様車を設定し、アルファードは全国のトヨペット店、ヴェルファイアは全国のネッツ店を通じて、7月4日に発売した。
トヨタ公式 特別仕様車を発売

 

 

ヴェルファイアと売れ行き比較

niko1自販連の販売台数データからは、「総じてアルファードよりもヴェルファイアのほうが売り上げが多い」ことが分かります。若者向けとして大胆な改革を行なったベルファイアが売り上げ好調なのは理解に難しくありません。アルファード&ヴェルファイア比較

デザインやイメージなどでTOYOTAのブランドイメージが薄れている所も販売実績として結果に出ていると思われます。新型にフルモデルチェンジして、両車のフロントマスクなどデザインは似通ったものになりました。しかしながら、その変更が二つの兄弟車の売行き具合には出ていないようにも感じられます。

自販連の過去の20系以前の販売台数でもヴェルファイアが多いことが分かります。ただ、販売数の差が縮まりつつあることは変化として受け取ってよいこと考えられもします。ハイブリッド車の人気が衰えず、ミニバンが売れ筋であることもランキングから分かるでしょう。

新型アルファード購入検討中なら新古車新車価格を比較してみるとよく分かると思います。

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トヨタ自動車の決算報告

2015年3月期(平成27年3月期)、トヨタ自動車株式会社から5月8日に出された決算報告の抜粋です。

米国による個人消費の増加により、世界経済は回復基調が続いている。欧州でも消費の持ち直しが見られ、新興国では下振れリスクを抱えている。日本経済は消費の弱さが見られるものの、景気は緩やかに回復しつつある。

自動車の販売では、米国は堅調である一方で新興国や日本での落ち込みが見られた。これは消費税増税の影響と思われる。世界全体でのトヨタ自動車の連結販売台数は前年度に比べて14万4千台(1.6%)減少した。日本での販売台数は215万4千台で前年度に比べて21万1千台(9.0%)減少した。北米や欧州では販売が拡大し、681万8千台となり6万7千台(1.0%)増加した。

◆自動車事業
売上高 25兆621億円 前年比+1兆2,807億円 (5.4%)
営業利益 2兆3,253億円 前年比+3,865億円 (19.9%)

◆金融事業
売上高 1兆6,611億 前年比+2,401億円
営業利益 3,618億円 前年比+669億円 (22.7%)

◆その他の事業
売上高 1兆2,557億 前年比+1,045億円 (9.1%)
営業利益 656億円 前年比+13億円 (2.1%)

◆日本
売上高 14兆4,038億円 前年比+1,063億円 (0.7%)
営業利益 1兆5,714億円 前年比+613億円 (4.1%)

◆北米
売上高 9兆6,775億円 前年比+1兆5,604億円 (19.2%)
営業利益 5,845億円 前年比+2,584億円 (79.3%)

◆欧州
売上高 2兆8,482億円 前年比+1,233億円 (4.5%)
営業利益 811億円 前年比+228億円 (39.3%)

◆アジア
売上高 4兆9,812億円 前年比+1,035億円 (2.1%)
営業利益 4,217億円 前年比+260億円 (6.6%)

◆中南米、オセアニア、アフリカ、中近東
売上高 2兆4,492億円 前年比+1,125億円
営業利益 1,115億円 前年比+689億円 (162.0%)

参考:トヨタ自動車決算報告

 

まとめ

トヨタ自動車全体の営業成績は為替変動の影響により全体的に黒字傾向となりました。FXで為替相場についての関心が高まり、企業の為替差益についても理解できるかと思います。金利スワップや為替差益での利益による増収が大きく、販売実績としての売り上げ向上が見込まれたのかは不明となっています。

新型アルファードの販売は日本自動車販売協会連合会のデータにもあるとおり、発売から販売数が増加していることが分かります。フルモデルチェンジ前には30位以下のランキングになっていたものが、新型アルファードの発売後にはランキング中位につけていることが分かります。

30系フルモデルチェンジして中古車市場も活気付いたようです。新車購入が激増したかは、販売台数を見る限りは不透明な状態となっています。中古車で旧型アルファード(10系・20系)を購入するユーザーも多いことでしょう。エグゼクティブラウンジなどのハイブリッドグレードを選択するリッチな人はそう多くはないようです。

消費税増税は2017年にも控えています。増税前の駆け込み需要が期待できるものの、新型アルファードの売行きや売り上げ台数は好成績と呼べるのか、今後の展開に注目が集まります。

アルファードとヴェルファイア販売台数比較

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