20系でも新型30系でも備えが必要
バッテリーはいわば自動車の電池。消耗して電池切れを起こしてしまうとクルマは動かなくなり、エンジンもかからなくなって最悪の場合は車内に孤立して取り残されてしまうこともあります。寿命がいつ訪れてエンジンスタートできなくなるかは、整備士でも分からないでしょう。だからこそ定期的にメンテナンスをしておく必要があるのです。
ミニバンアルファードは電力消費量も多くなりがち。緊急用に非常用電源を積載しておくと安心感が出ます。今の電源はノートパソコンやタブレット、スマホなども充電できるものがあるので、モバイルバッテリーも兼用できます。こんなに便利なバッテリーをうまく利用してトラブルフリーでいきましょう!
サイズや容量選び
交換用の新品を購入するならどれでもいいということはないのです。「国産車」用バッテリーでも端子(LかR)が合っていれば長さや幅に違いがあっても装着はできます。純正品と同じ性能、サイズであれば適応もいいでしょうから通販購入する前に確認してみるといいでしょう。
アルファードは55D23Lの規格になっているものもあります。年式や型式で規格は違いが出るため、自分のアルファードのエンジンルームで実物のラベルを確認してみましょう。新型30系と二代目20系とではエンジンルーム内も違いがあります。
表記の読み方は上記画像の通り、極性の違いがRなのかLなのかだけは間違えないこと。一番左の55や60といった数字は容量ではなく、エンジンの始動性と容量を評価した基準なのです。高いと性能も高いことを意味しており、バッテリー購入の目安にする数値になります。バッテリーの容量はAhであらわされていますが、実質左の60などで性能を比較するといいでしょう。
容量アップするとエンジンスタートが明らかによくなり、もちろん長持ちするようになります。アルファードでエグゼクティブラウンジなどはプリクラッシュセーフティシステムなどの安全装備も電気消費するので負担が大きくなります。アイドリングストップも使用頻度が高すぎるとバッテリー消耗を早めるので交換するならお早めに。
75D23L【新品・充電済み】 Divineバッテリー ◆トヨタ アバロン アリスト アルテッ… |
バッテリー交換の流れ
1.準備
エンジンは停止して熱が冷めるのを待ちます。工具はラチェットレンチ一つでもOKですが、スパナでも代用はできます。アルファードの大きさにあうサイズを選択して軍手装着も忘れずに!車内のパネル類のメモリーが消去されてしまうので、簡易型バックアップ電源を装着しておくとデータは保存されたままになります。
2.ステー外し
ボンネットを開けてエンジンルーム内を見ましょう。バッテリーは向かって右側にあるはず。これはそのままでは外せないので、まずは上部にあるステーを取り外します。レンチかスパナで女性でも外せます。アルファードのステーは新品交換時に再度かぶせて使用するので捨てずにどこかに保存しておいてください。
3.バッテリー取り外し
次にバッテリーの上端についている端子部分を外します。同じ様にレンチを使ってマイナスから外して次にプラスも外します。これで本体を取り外せるはずですが、見かけよりも重量はあるので、上端部の持ち手をつかんでひきずりだします。すべって落とすと周囲の機器を破損することもあるので注意してください。
4.新品交換
交換作業自体は同じ様に新品バッテリーを元にあった場所に置き換えるだけです。向きはあるので逆向きにしないように確認しながらそっとていねいに置き換えましょう。その後上部端子をプラス⇒マイナスの順にレンチなどで締め付けていきます。走行中に接触不良にならないようにややきつく締めます。ステーも同じ様にして取り付けますがこちらも緩みのないように固定状況を手で揺するなどして確認したら作業は完了。
バッテリー通販するならこちらは値段も手ごろで性能も優れています。
まとめ
アルファード専用のバッテリーも販売されていますが、新品は5,000円から20,000円ほどと価格も大きく違います。ハイブリッド車で燃費を良くしているなら、メンテナンスも気を使って長い間使用できる一台にしましょう。ヴェルファイアや他車でもバッテリー規格がLとRでまったく違うものを買ってきてしまうこともあります。
バッテリー上がりが起きる原因も古いものを長く使い続けていることが挙げられます。メンテナンスフリーだから電解質もそのままにしていて、ある日突然エンジンのかかりが悪くなり立ち往生することもあります。適度に交換しておいて楽しいカーライフを送りたいものです。