アルファードとヴェルファイアの違いとは?

アルファードvsヴェルファイアどっちが違う?

アルヴェル違い

トヨタ車としては人気車種で、二台とも販売台数ランキングでも上位につけています。トヨタの「中高年向け」イメージを払拭したい意図が見えるのがヴェルファイアでしたが、アルファードも追従するように先進性のある未来的なデザインへと変化してきました。でもどのへんが違うのか分かりづらいですよね?

エグゼクティブラウンジの存在感が際立っていて、両車にも設定されているグレードです。アルヴェルのどちらのクルマが比較して優れているのか、どの部分が違うのかまとめてみました。

誕生の違い

感想評価アルファード

元々は「ヴェルファイア」という車種は存在していません。アルファードVから枝分かれするようにして誕生したのがヴェルファイアです。

初代アルファード(10系)では「ヴェルファイア」という車名は存在していません。モデルチェンジして2代目になり、ヴェルファイアVがトヨタネッツ店でのみ販売されるようになり、明確に別な車種として定義されるようになりました。ただ型式は同じであり、車体やエンジンなどの基本コンポーネンツでは共用されていることが分かります。

2015年モデルでは両車の差はより少なくなり、ほぼ同系のクルマに近くなっています。販売店やカラーリング、エクステリアの変更点が特徴になっているのです。

30系新車イラスト画像 CMやイメージキャラクターが明確な差になっています。ビジネスマンがゆったりとくつろいでキャプテンシートに腰掛けている。二列目のVIPにうとうととうたたねができるようなイメージですね。

30系ヴェルファイアイラストヴェルファイアはゴリラで斬新かつ獰猛なイメージ。感性派でアクティブなスタイルを送っている人にはビビッとくるような印象を植え付けます。

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内装・外装の違い

大きな違いはグリル部分とヘッドライト。アルファードの方がロワグリルと一体になった大型のもので、ヴェルファイアは縦長になって見える所が違いです。エアロパーツでもそれぞれ別なパーツが装着されていて、外観部分の違いはぱっと見ためですぐに分かるでしょう。

「映像で比べてみたい!」
「どの部分が違うのか動画で見てみたい」

そんな人はYOUTUBE動画で確認してみてください。

YOUTUBE動画:外観エクステリア

アルファードは新型にフルモデルチェンジして、ヴェルファイアとの違いが少なくなりました。特徴的だったヴェルファイアのフロントマスクを受け継ぐようなデザインになり、イメージを一新することになります。

ベルファイアはより斬新なイメージで、CMでも変化を見せたいようです。

YOUTUBE動画:内装シート比較

販売顧客層の違い

今はユーザーにも年齢層や好みが出ます。いわゆる「団塊世代」がミニバンを購入する傾向もあります。若年層の顧客獲得は自動車業界の大きなテーマになっています。トヨタのディーラーでも統合が起こり、ヴェルファイアはトヨタネッツ店で販売されることになりました。

◆アルファード
 高級で中高年層に向けていると思われる。定年退職した世代が家族との団らんのために利用するという話もある。家族連れが多く、大家族で旅行するなどの利用方法が多い。

◆ヴェルファイア
 若年層の顧客が多い。若年層を意識されたため、ユーザー層も比較的低くなっている。ローンなどで購入するケースもあり、アルファードよりも販売台数が多い傾向がある。

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トヨタ販売店の違い

アルファードはトヨペット店、ヴェルファイアはトヨタネッツ店で販売されていました。

トヨタネッツ店は全国に約1600店舗、トヨペット店は約50店舗ほどあります。この二つには販売店でのイメージや顧客層に差があります。アルファードvsヴェルファイアはディーラーの販売競争でもあります。

一般的にトヨタネッツ店は20代から30代前後をターゲットにされています。販売店が異なる意味は、店の雰囲気や販売戦略に違いがあるのです。反対にトヨペット店は30代以上の年齢層に対して顧客獲得を目指す傾向があります。

CMやイメージの違い

トヨタの公式動画チャンネル「toyotajpchannel」へのリンクです。二つのクルマのイメージの違いが極端に現れた動画となっています。

アルファードの高級サルーンとしてのイメージ。ヴェルファイアのインパクトの強さが表現されたCMになっています。ヴェルファイアのゴリラという登場人物が刺激的な内容。アルファードはラグジュアリーとしてビジネスモデルの旅客機がイメージになっています。

YOUTUBE動画:アルファードCM

YOUTUBE動画:ヴェルファイアCM

まとめ

兄弟車はメーカーの都合により生まれるものですが、販売台数増加や販売店を分ける必要から生じることもあります。バッジエンジニアリングの一環でもありますが、アルファードの場合では実務上の都合もあるでしょう。若者向けの販売店と中高年層、業務用と同じ店では扱いきれなくなる理由も考えられます。

どのクルマを購入するのかも好みや嗜好の問題になります。「ベルファイアかっこいい!」と思っていた人でも、アルファードのデザイン変化で好みが別れることになるでしょう。アルヴェルとの売り上げや人気比較することでトヨタのハイブリッドや安全装備などに詳しくなりますよ!

新型アルファードの新古車を探す方法

アルファードとヴェルファイア販売台数比較

ヴェルファイアとアルファード比較 販売台数・新車中古車価格

新型にモデルチェンジして違いは?

アルファードvsヴェルファイア比較違い

トヨタの兄弟車になる二台は全長やエンジンなどのスペックはほぼ同じ。グレードにより違いはあるものの、内装や外装などの部分が両車の違いとなっています

高級でラグジュアリー志向がアルファード。アクティブで若者向けがヴェルファイアとも言われています。でも、ユーザー層が本当に分かれているか気になりますね?ウワサではヤンチャな人たちに人気だそうです。姉妹車を比較してみましょう!

外装や内装比較

↑アルファードのグリル部分とヘッドライトが特徴的。純正エアロパーツでも大きく変更があり、押し出しの強い印象を更に際立たせています。

↓ヴェルファイアもアルファードと同様に専用のロゴデザインがあり、両車の明確な違いとなっています。姉妹車というより双子?

比較してみると、良く似ていることが分かります。

先代(20系)ではフロントグリルが大きな違いになっていて、今回の新型アルファードでは見た目で分かりにくくなりました。トヨタのコスト削減策でしょうか?派手なCMが目立ちますが、今回のフルモデルチェンジでは実用性や燃費、操縦安定性などが進化したようです。

内部のシートアレンジや居住性は良く似ていて、一列目から二列目、三列目とどちも使いやすくホールド性の良いシートが快適です。どちらがいい?というより、どちもも優れていていいのです。

alp-meterインパネ類やエンブレムなどで両車の違いが明らかになります。専用エンブレムとロゴ、内装部分でも同じ様で違うのがこの画像のようなメーター部分にあるのでしょう。

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販売台数・売り上げ比較

比較アルヴェル

国産車の販売台数をデータ化している「日本自動車販売協会連合会」では、ここ数年ヴェルファイアの販売台数はアルファードの上を行きます。

両車とも売り上げランキングの常連で、トヨタの販売力の強さを感じさせてくれます。「ミニバンブームは去った」と言われていますが、まだステップワゴンやエスティマ、エルグランドにオデッセイと人気のミニバンがランキングに名を連ねています。

月間で1,000台以上を売り上げているというのは単純にスゴイ!それでもトヨタの目標は月間3,000台という話もあります。人気車のノルマも厳しい所が現代的ですね。

新車価格比較

アルファードとヴェルファイア新車価格比較
車種新車価格相場
初代
ヴェルファイア
3,085,714~5,233,371円
初代
ヴェルファイア
ハイブリッド
3,950,000~6,120,000円
二代目
ヴェルファイア
3,000,000~6,716,618円
二代目
ヴェルファイア
ハイブリッド
3,950,000~6,120,000円
初代
アルファード
(G・V)
2,650,000~4,578,000円
初代
アルファード
ハイブリッド
3,660,000~4,530,000円
二代目
アルファード
3,000,000~5,233,371円
二代目
アルファード
ハイブリッド
3,950,000~6,120,000円
三代目
アルファード
3,197,782~6,716,618円
三代目
アルファード
ハイブリッド
4,113,818~7,036,691円

※メーカー希望小売価格の価格相場

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中古車買取相場比較

アルファードとヴェルファイア中古車買取価格比較
車種中古車買取価格平均
ヴェルファイア260万円
ヴェルファイアハイブリッド360万円
アルファード150万円
アルファードハイブリッド310万円


※価格は参考価格です。年式やグレードなどをまとめて平均化した価格になります。

動画で内装を比較

テレビCMで見たなら分かるでしょうが、基本カラーが違います。シートや内装部分で共用が多いので、差がどこにあるのか見つけるのも難しいかもしれません。内装部分よりも外装(外観)の違いや、ブランドとしてのイメージが大きく違いのあるところでしょう。リラックスキャプテンシートや電動オットマンに注目が集まりますが、一部のグレード(エグゼクティブラウンジ専用)なのが惜しい所。

トヨタ自動車の公式YOUTUBEチャンネル「toyotajpchannel」へのリンクです。

YOUTUBE動画:toyota公式ALPHARD機能

YOUTUBE動画:toyota公式VELLFIRE機能

まとめ

両車の違いは販売店や内装・外装などの部分で、基本コンポーネンツは同じと言われています。アルファードGとVが枝分かれして二つのクルマが誕生しました。販売店やユーザー層の違いと、ブランドイメージが大きい印象があります。

販売台数や価格から分かることはヴェルファイアが割安で売り上げも多いということ。低所得者がローン購入する傾向もあり、アルファードよりも売り上げは上を行きます。

2代目の両車ではフロントマスクが大きく違いました。30系アルファードでは二つともほぼ同じデザインになり、差がなくなったようにも見えます。トヨペット店かトヨタネッツ店かの違いもあるでしょう。

ベルファイアとアルファードの外観や内装の違い

新型アルファードハイブリッドの実燃費

10系、20系、30系と燃費比較

実燃費燃料消費ガス代

2.5l3.5lのV6エンジンとモデルが豊富なアルファード。燃費悪いと言われている4WDですが、ハイブリッドのモーターでの燃費向上が期待されます。

「省エネのエコカーなのに燃費が悪い?」
「ガソリン代はどのくらいかかるんだろう」

カタログデータと実燃費では走行条件などで大きな差が出てきます。新世代のエネルギーとして期待されているハイブリッドと合わせて、アルファードの燃費についてまとめました。

アルファードのカタログ燃費

燃費アイドリングストップ

車種名燃費(カタログデータ)
アルファードG・V(10系)8.6~9.7km/l
二代目アルファード(20系)9.1~11.6km/l
三代目アルファード(30系)9.1~12.4km/l
二代目ハイブリッド16.4~17.2km/l
三代目ハイブリッド16.2~19.0km/l
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アルファードの実燃費

画像 RAFAT JARADAT
RAFAT JARADATミニバンとして、実用性ならどの程度の燃費性能があるのか気になります。エコカーでなくとも普通の車での実燃費はカタログデータの8割以下になると言います。悪い走行条件や運転方法次第ではこれ以下の数値が出るでしょう。

◆二代目アルファード(ガソリン)
・燃料タンク 65L
・満タンでの走行距離 約680km(10・15モード)

◆三代目アルファード(ガソリン)
・燃料タンク 75L
・満タンでの走行距離 約750km(10・15モード)

新型30系のアルファード(ヴェルファイア)にはアイドリングストップ機能が付きます!オプション装備などで一部制限がありますが、アイドリングストップ中でもエアコンを作動させたままにできる便利なシステムです。街乗りが多いシティ派の人なら実燃費の違いを実感できるはずです。

ハイブリッドの場合の実燃費は大きく差が出ると言われています。ただ、ガソリンタンク容量はガソリン車でもハイブリッドでも同じになります。重量はハイブリッドモデルの方が重くなっている分、それだけ発進加速にエネルギーがいるようになります。

ガソリンタイプのモデルなら、依然と同様に走り方や交通状況で実燃費は変わってきます。ハイブリッドシステムの動作はコンピューター制御のため、省エネに大きく貢献してくるかは疑問の残る所でしょう。ストップアンドゴーを繰り返す市街地では実燃費は悪化してきます。

「結局はどのくらい走れるのか」

カタログデータ通りの性能を引き出したいなら、走り方や道路選びなどで燃費を上げていく工夫も必要です。

維持費燃費とクルマ選び

燃費を良くする方法

省エネやランニングコストを下げるためにハイブリッド車を購入する人もいるでしょう。ガソリン代が高くなることが分かれば、燃費の良い車が欲しくなります。アルファードは特に大柄で乗り方や使用環境に左右されやすいクルマです。エグゼクティブラウンジやGやXなどのグレードよりもハイブリッド車の燃費性能が目立ちます。

 

運転方法改善

画像 LGEPR
LGEPRアルファードは全モデルでオートマチック車になっています。ATモデルではクリープもあるため、アクセルの無駄吹かしでは燃費も落ちてきてしまいます。交通事情を考えた走り方が最適です。前のクルマや信号の状態・渋滞状況などを見て、燃費走行をしましょう。

運転方法を変えると、カタログスペック以上の実燃費を引き出すこともあります。これはドライバーの腕の話ですね。ハイブリッドなら、モニター画面(ハイブリッドシステムインジケーター)に表示されているパネル類でシステムの動作具合を確かめると判断の助けになります。

VVT-iエンジンでのトルク特性なども熟知していると燃費向上になります。「そっとアクセルを踏んだから燃費が良くなる」と言うのは間違いのようです。無駄のない加速をすることでカタログ数値よりも良い実燃費を引き出せます。

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アイドリングストップ

普通のクルマでも、停止中にはエンジンを止めると燃費が良くなると言います。新型アルファードにはアイドリングストップ機能(Stop & Start System)も装備されました。これは自動停止するシステムですが、OFFにすることもできます。市街地走行で役に立つ機能ですが、数秒程度の短い時間だけアイドリングストップをしてもかえって燃費が悪くなることも指摘されています。

エアコンも停止してしまうことが問題ですが、アルファードではシステムの作動中でもエアコンは使えます(オプション装着車のみ)。ただ、基本的にエアコンは停止すると燃料節約になるものですから、考えて使用したいものです。

 

日常メンテナンス

エンジンオイル交換はアルファードでも大切な要素です。定期的なオイル交換は車の寿命も長くします。オイルを交換するとエンジン自体のパワーを引き出すことにもつながり、各部の汚れを除去することにもなります。

メンテナンスフリーのクルマはまだ実用化されていません。エアロフィルターや各部のメンテナンスを行なうことで、燃費向上にもなります。

 

クレジットカードでポイント還元

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まとめ

回生ブレーキシステム2AR-FXEエンジンの特徴を知った走り方がガソリン代節約に役立つでしょう。エコドライブモードなどの電子制御システムの作動具合を見ながら燃費計測してみると効果の違いに気がつきます。新車を買いたい人にはまず試乗車の短い時間の中で体験してみてもいいかもしれません。

反対に言えば、ハイブリッドや電子制御システムの動作を理解していないと燃費が悪化するとも考えられます。自動車の性能を引き出すのもドライバーしだいのようです。年間維持費を安くするなら普段から意識しながら運転したいものですね。

ミニバンは燃費が悪くなりやすいので、特に旧型のアルファードGやVに乗っている人は新型車に乗り換えるとランニングコスト削減にもつながります。