トヨタSUVはライバルより評価が高い?
次期型ハリアーは2013年12月に新型(60系)にフルモデルチェンジされて数年が経ちます。中古車から買い替えを考えている人には燃費や価格、グレード選択などで悩みが尽きません。YAHOO!知恵袋やみんカラで評判やレビューを見て分かりますか?ハイブリッドがどれだけ燃費向上に役立つか、環境への配慮がなされているのかは試乗してみなければわかりません。
自動車のことは専門分野のジャーナリストに判断してもらいましょう!トヨタの安全装備や乗り心地、パワーなどで批評をしてくれています。新車購入の参考にしてみて下さい。
ジャーナリストの口コミ
島下泰久の評価
エンジンは2リッター直列4気筒でCVTが組み合わされている(最高出力151ps/6100rpm 最大トルク19.7kgm/3800rpm)。4名乗車でもアクセルを強く踏み込む必要ななく、パワー不足は感じずよくまとまっている。
アイドリングストップ機能はメーターにも停止時間が表示されている。ブレーキを強く踏み込まないとシステムが作動しないが、踏力が足りない時にはパネルに表示が出てくる親切設計になっている。
高速道路で定員4名で走行していても力不足を感じることはないし、エンジンは高回転でも静粛性がある。先代の2.4リッターからダウンサイジングされて軽くなったことが効いているのか、パワートレインのマッチングは良い。路面の継ぎ目などのショックも柔らかく吸収している。ロードノイズはやや気になるレベルだ。直進性やステアリングの反力はやや手ごたえがなく不満を感じた。
全体的に見ればノイズは小さく、乗り心地もしなやかで快適性は十分にあると言える。2代目ハリアーに乗っていた人でも進化を感じられるだろう。内装・外装で考えても280万円という価格帯で見ればプレミアムSUVの雰囲気を十分に備えている。トヨタ自動車らしい「うまいクルマづくり」を感じた。
国沢光宏の評価
◆試乗車
プレミアムアドバンスドパッケージ
ハイブリッドシステムは走行時にパワーが出てくるため、エンジンが始動していないと電池のみのパワー(40ps)になる。その後エンジンが始動して150psの出力が得られる。カタログには4WDとあるが、常時4輪駆動ではない。高速巡航時はFFと同じだが、前輪がスリップし始めると後輪のモーターが作動して4WDになる。
自動ブレーキシステム(プリクラッシュセーフテイシステム)には不満を感じた。ただ15km/hから30km/hでは動作する。トヨタの開発陣もその速度域では自信があるようだ。プリクラッシュセーフテイシステムは10万円のオプションだが、事故を起こしたとしても被害を減らすことができるため装着することを勧める。
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評価と口コミの判断
島下泰久氏は走行性能について評価してくれました。オフロードのクルマといえば車高が高くてボンボンと跳ねているイメージがあります。1998年に登場して好評だった初代ハリアーも、こうした「悪路専用と街乗りの中間」というキャラクターが人気になったとも考えられます。
ただし国沢光宏氏の感想「普通」という言葉が表しているように、価格以上に高級で質感が高いクルマとは言い切れないのでしょう。クロスオーバーSUVという言葉が表しているように、新型ハリアーの性能は市街地や悪路など状況を選びません。特に高速道路や街乗りで乗用車としての質感の高い走りが実現できていることが確認されました。
現代の自動車に求められている要素は多岐に渡ります。安全装備や快適性、上質な走りと美しい内外装。全ての要求を満たそうとする野心的な開発がなされていることがうかがえます。スポーツ性を重視したエレガンスG’sも専用装備のカタマリで価格も据え置きなので、走りを重視する人は必見でしょう。
まとめ
エクストレイルやCX-5などのライバル車と比較してみたいなら中古車か新車に試乗してくるしかありません。新型ハリアーはトヨペット店で主に扱われています。休日に試乗するだけなら無料です。ハリアーの価格と実燃費、使いやすさなどは車内で確かめてみることをおすすめします。
プリクラッシュセーフティシステムYOUTUBE動画でも分かるように、トヨタの安全装備や予防装備は先進性があります。まだ完全なシステムが出来上がっているかは分かりませんし、国沢氏も同じ様に疑問を投げかけていました。「まかせて安心なの?」と言えばトヨタの技術陣でも100%保証はできないでしょう。
新古車探しは新型(60系)のハリアーを安く買える方法でカーリースでハリアー新車買うのも選択肢の一つになります。