トヨタ新型ハリアーの車検
クルマの維持費を抑えたいならセルフで作業やメンテナンスをすると料金を安くできます。オイル交換やワイパー、タイヤなどの消耗品は極力自分で作業すると無駄な出費を抑えられて安くなります。
ハリアーハイブリッドは燃費も良く維持費も安くなりやすいクルマです。ユーザー車検の手順や流れを覚えて更に費用を抑えていきましょう。
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目次
ユーザー車検とは?
そのクルマの所有者が自分の手で車検(点検作業)を行なうことです。
平日に受けることが必須となります。必要時間も丸一日かかるためスケジュールの都合をつけるしかありません。その代わりにディーラーやガソリンスタンドなどでかかっていた費用を安く抑えられます。
料金は検査手数料と法定費用の二つだけ。ハリアーの車検費用で10万円以上かかっていたなら安く済ませる方法のひとつにもなります。整備知識も身につき、メンテナンスへの理解も深まるでしょう。
ただし書類の不備や点検しだいでは不合格になることもあるため、必要事項をよく確認の上検査に望みましょう。エアロパーツやモニターなどのカスタムパーツは不合格になるものもあります。
必要書類
ユーザー車検が初体験の人が忘れやすいのが書類。会場で受け取る書類は別として、定常点検記録簿などは忘れやすいので確認してから来場しましょう。
車検証
携帯することが義務付けられている書類。通常はダッシュボードなどに入っている。もちろん更新前の車検証で、保安基準に合格している自動車検査証が必要。
自賠責保険証明書
強制保険の加入を証明する書類。満了する日より一日でも長い保険期間が必要。新規登録時に37ヶ月で加入していれば継続検査時は24ヶ月で十分。この時、新旧2通の証明書を持参する。
定常点検記録簿
3ナンバー、5ナンバーの乗用車には義務付けられている点検書。24ヶ月点検、12ヶ月点検の法定点検結果が記録されている。24ヶ月点検を受けてから車検を受ける場合にはこの書類は必要がない。
納税証明書
自動車納税証明書は収納印の押された正式な書類を準備する。毎年5月に自動車税事務所等から送られてくる「継続検査用」記載された証明書を添付する。紛失してしまった場合は所轄の運輸支局内の自動車税事務所で発行される。
自動車重量税納付書
検査を受ける車検場で記入する書類。印紙売りさばき所で購入した重量税専用の印紙を添付。記入事項自体は提出年月日と氏名・住所・自動車登録番号。
継続検査申請書
検査を受ける車検場で記入する書類。合格時に次の車検証を発行するために必要な申請書。氏名・住所を記入して提出。料金は約100円。押印が必要のため、認印を持参。24ヶ月法定点検を受ける場合は該当欄に記入し、総走行距離も記載。
自動車検査表
検査を受ける車検場で記入する書類。検査の結果を記録する用紙で印紙を貼り付ける。運輸支局の窓口で配布されている。登録番号(ナンバープレート・車台番号・原動機型式)を記入。
手順・流れ
車検の満了日の1ヶ月前からユーザー車検を受けられます。有効期間は自動車検査証の「有効期間の満了する日」に記載されています。検査当日は丸一日の時間を要するため、平日で時間の取れる日を決めて予約しましょう。
▼持参するもの
- 黒ボールペン
- 必要書類(4種類)
- 検査車両
- 現金
- 予約番号の控え
- 書類を入れるケース
必要書類の準備
上記、4つの書類(車検証・自動車損害賠償責任保険証明書・定期点検記録簿・納税証明書)をそろえる必要があります。検査会場で受け取る書類は後日会場で受領し記入が必要になります。
他にも認印(シャチハタ可の普通の印鑑)も持参しましょう。印紙代や代行手数料などで数万円かかることもあるため、現金は多めに所持していくと困りません。
専用サイトで予約
ユーザー車検は予約制になります。下記のWEBサイトにアクセスし、まず検査予約を受けましょう。2週間先までの予約受付をしていて、登録するためには身元の確認が必要になります。
新規アカウント登録を行うために、パソコンかスマートフォン・携帯電話のメールアドレスが必要になります。予約も携帯・スマホに対応している為、パソコンは不要です。新規で車検を受けたいなら住所地の検査場を選んでください。継続して車検を受けたい場合は日本全国のどの検査場でも受験できます。
検査会場で受付
検査を受けたいクルマ(ハリアー)で来場します。まず「申請書類購入窓口」で印紙代や手数料などの費用を納付します。運輸支局の「検査・登録関係申請書類作成」コーナーを探しましょう。
会場では印紙を購入し貼り付けを行ないます。現地で記入する書類もあるため、黒色のボールペンも持参しましょう。運輸支局で必要書類を受け取ったら見本を見ながら記入します。代行業者に頼む場合は別途料金もかかりますが、記入方法や印紙の貼り付け方で間違いがありません。
受付時にはユーザー車検を予約した時に発行された「予約番号」が必要です。自動車税納税証明書を紛失した場合はここで再発行できます。中古車を購入した場合に証明書がないなら専用の機械を使い再発行しましょう。
検査
書類の作成が終わったら「ユーザー車検窓口」に向かいます。受付時間は午前8時45分から11時45分までで、時間に遅れると当日の検査は受けられません。
検査ラインでは検査官の指示に従いながら手順どおりに検査を行ないます。
- 外観検査
- サイドスリップ検査
- ブレーキ&スピードメーター検査
- ヘッドライト検査
- 排出ガス検査
- 下回り検査
実際の検査で不合格になるケースもあります。ユーザー車検では事前に見学コースもあるため、下見しに現地に訪れてもいいでしょう。検査終了までは問題なく進めば10分程度で終わります。不合格になった場合は当日に再検査も受けられますが、一日に3回まで認められています。2週間以内に再検査するなら不合格になった部分のみ受検できます。
車検証交付
自動車検査表に結果を印字したら検査終了。総合判定ボックスに提出し運輸支局の窓口で交付を待ちましょう。合格すれば新車検証とステッカーを受け取れます。
不合格になる基準
車検の合格ラインには規定もありますが、検査を受ける地域によっても差があるといいます。ライト類は白色であることが保安基準ガイドブックに記載されています。
保安基準ハンドブック改訂第20版 [ 自動車検査関係業務検討会 ]に、改造パーツについての記載があります。
ライト類は白色が義務付けられ、明るさにも規制があります。ヘッドレストモニターは車検に対応せず、内装や外装でもカスタムするときには注意が必要です。検査会場に持ち込むときには一度ハンドブックや事情に詳しい人に相談してみてもいいでしょう。東京日産などのテスター屋で一度見てもらいライトの光量などもチェックしてみることもできます。
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まとめ
セルフスタンドも増えて、今はユーザーが自分で整備やメンテナンスを行なえる時代です。ここまでの作業を見て「面倒だな」と感じた人ならトヨタのディーラーや整備工場に任せてもいいでしょう。
ホリデー車検やプロの整備士に任せるなら時間も節約できます。費用を節約するか時間を節約するかの2択です。新型ハリアーを長く乗り続けたいならユーザー車検でなく、プロの整備士に見てもらってもいいでしょう。