トヨタのVIPカーの人気
2015年というのは自動車業界にとって厳しい年になることも予想されました。消費税増税と、2017年の更なる増税・・・。アルファードが三代目にフルモデルチェンジしても、ユーザーにとっては高嶺の花で終わる可能性も出てきます。ヴェルファイアも300から500万円!
何せ、価格相場が300万から700万円と高級車並みの価格設定。
プレミアムブランドのビデオ・動画を見ながら憧れの存在で終わるようなものです。ハイブリッドでの燃費性能、エコカー減税での実質値引きも車両本体価格の高さから見送りになる人も出てくるでしょう。それでも新車を見ずにはいられないもの。2015年のアルファードの進化を追ってみましょう。
新型の変更点
何よりも新車価格で700万円を超えるエグゼクティブラウンジが追加されたことがトピック。あのtoyotaクラウンより値段が高く、7人乗り(8人乗り)でも快適性が損なわれない!
フルモデルチェンジされてのアルヴェルはスペック表には出てこない性能向上が見られました。2014年には買い控えで二代目(20系)アルファードの売れ行きが落ちるほど。2015年には予想通り販売台数ランキングに返り咲いたことを見ても人気は衰えていないことが分かります。
助手席スーパーロングスライドシート
シートアレンジとスライドシートが新型のメリットの一つ。セカンドシートやサードシートを後ろにずらして、助手席で大きくリクライニングすると昼寝ができるほどのくつろぎシートに変化。スライド幅は最大で1160mm。スライドレバーを操作するだけのシンプルさでスライド量を設定できます。
シートアレンジはグレードごとに異なり、最上級のエグゼクティブラウンジではエクストラロングラゲージモードも含めて自由自在に変更できます。後席でリラックスモードに設定もでき、サードシートを狭くしてキャプテンシートを大幅に広く取ることもできます。
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セカンドシート
画像はキャプテンシートなしの8人乗り仕様。アルファードは7人乗り、8人乗りで二列目が大きく変わります。リラックスキャプテンシートは新型アルファードの最も特徴的な部分でしょう。最大830mmのスライドとオットマン装着によるリラックス空間を作れます。同系のミニバンの中でも二列目を特にVIP席と考えて居住性を上げているのはCMからでも分かるでしょう。シートアレンジと一体化しながら、シートそのもののホールド性は素晴らしい!
枝分かれしたハイエースの足元の狭さとは既に別次元の領域。オットマンがあることもさながら、足元の空間が広いことはすでに立証済み。大柄な体格の人でも満足できるおもてなしラグジュアリー空間が出来上がっています。バンタイプのイメージを30系は全く別に変革してきました。
レーダークルーズコントロール
トヨタ他車にも装備されている、ミリ波レーダーと速度制御技術のこと。表示はメーターパネルの中央に表示。ボタンとレバーで操作を切り替えます。システムのオン・オフもドライバー制御できるため、動作に不安を感じたらオフにもできます。
エグゼクティブラウンジの専用装備でz”GエディションやSA、SRではオプション選択できません。2015年の新型の最大の特徴かもしれませんね。新車の安全技術は近未来のクルマのようで心が躍りだしませんか?
自動速度制御システムは速度域が制限される安全装備なので、100km/h以上や30km/h以下ではドライバーが自分でアクセル・ブレーキ操作をする必要がでてきます。速度を一定に保てるのは高速道路や長い直線道路では便利。知らずに速度超過していたり、車間距離が急に詰まった時などはシステムが作動して減速をしてくれます。
速度設定を自分で決められるため、制限速度の80km/hなどを設定しておくとその範囲内で加速・減速をコントロールしてくれます。急ブレーキがかかるかまでは誰も実証していないところで、トヨタ自身も事故をゼロにするとは明言していません。
まとめ
実物の新型アルファードを試乗してみたいなら、ディーラーで営業マンと同乗するか新車をローンしてでも買うかしかないでしょう。画像や動画、口コミブログなどでも評価が高いシートですが、実際の使い勝手として不満を感じるユーザーも出てくるでしょう。さすがに体重100kg以上の人が満足できるほどなのかは試乗しなければ分かりません。
新古車や中古車がネットでも探せるので、これからの車探しとして選ぶ楽しさが増えそうですね。フルモデルチェンジすると、中古車の値段も下がる傾向があります。2015年に発売されて、既に中古車が多数販売されてきました。安く値引きするならチャンスかもしれませんよ!